志民社会学習会「有明海訴訟の現状と課題」

日時:2015年7月11日(土)午後2時~5時
場所:西南コミュニティセンター(西南学院大学キャンパスの最東南側)
   2階会議室
    〒814-8511 福岡市早良区西新6丁目2-92
   電話092-823-3952 (地下鉄西新駅3番出口から海側に徒歩数分)
テーマ:よみがえれ!有明訴訟の課題と現状
講師:堀良一さん(弁護士、よみがえれ!有明訴訟弁護団事務局長)
   1953年,大分県別府市生まれ。
    福岡県弁護士会環境委員会委員長 
   九州弁護士会連合会環境委員会委員長
   博多湾人工島公金支出差し止め訴訟弁護団事務局長
   よみがえれ!有明訴訟弁護団事務局長
講演要旨:
 無駄で有害な公共事業の典型といわれた国営諫早湾干拓事業は,日本有数の生物多様性の宝庫として有明海漁業を育んできた有明海の自然環境を破壊した。そのなかで有明海漁業と地域社会は壊滅的な打撃を受けている。
 よみがえれ!有明訴訟は,有明海と地域社会を再生させることを目的とし,当面の目標を潮受け堤防の開門に置いている。しかしながら,勝訴判決にもかかわらず,いまなお開門は実現していない。
 確定判決を無視し,間接強制金の支払いを裁判所から命じられてもなお司法に従おうとしない国の対応は,この国に近代的な裁判制度が導入されて以来,初めてのものである。
 有明海再生の展望はどこにあるのか,ご一緒に考えていきたい。
参考文献:
 岩波ブックレット「海をよみがえらせる・・諫早湾の再生から考える」(佐藤正典著)
 有明海の生き物たち(海遊舎,佐藤正典著)
 日本科学者会議「日本の科学者2015年2月号」(特集:「有明海・諫早湾」で何が起こっているのか―大規模干拓事業のゆくえ)
参加費:無料(会の趣旨に共感される方はどなたでも参加できます)。
    終了後、近くの居酒屋で講師を囲む懇親会を予定しています。
主催:福岡オルターナティブ研究会、FNA(エフナ・ADB福岡NGOフォーラム)

資料準備の都合上、参加を希望される方は事前にご連絡頂ければ助かります。

オルタ24